ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

究極の食の安全

サイゼリアのピザがなんかヤバイと報道され、店は販売の自粛と料金の返還を行うとか。
こういう事態があったとき、迅速かつ適切(消費者にとって)な措置がなされないと、社会的責任が問われる。
難しい時代です。昔なんて、ある店で焼きそば頼んだら、ゴキブリが入っていて(いい具合にやけてたけど)、クレームつけたらゴキブリだけ取って持ってきたこともあった。
いまじゃ、考えられないでしょう。
まあ、ゴキブリは極端な例だとして、今の日本人は、ちょっと過敏すぎると思う。
食の安全が云々といわれ、都心では自家製野菜づくりがブームになっているとか。

バブル経済が崩壊した後、日本人は、高騰しすぎた商品の適正な価格を強く求めた。その結果、企業は必要以上のコストダウンに取り組み、賃金は下がり、消費動向が鈍くなり、日本はデフレスパイラルに陥った。
やりすぎたからこうなった。バブルはこの逆。

塩梅という言葉がある。

なんでも、ちょうどいい加減が良いのである。

私はずーっと言ってきたが、バブル崩壊は、日本人が自分たちの生き方を考え直すために神様がくれたプレゼントだと思う。
日本人は、自分たちの生活を見つめなおさないといけない。

たとえば、

食料が高くなったと、ガソリンが高くなったと、マスコミに煽られてギャーギャー騒いでいる人で、夏休みに家族旅行する余裕があるは沢山いる。私が小さかったときなんて、20年間中、家族で旅行したのって1回だけだ。周りの人なんて、特に自営業の人なんて家族旅行の経験がない人も多くいた。
お金の有効な使い方、そしてお金を有効につかった暮らし方、私たちは、そういう事も考えないといけないのではないだろうか。
食費を削って旅行するなんて、ちょっと冷静に考えたらとんでもない話だと思いませんか?
それでも旅行がしたい、そして旅行ができるっていうなら、それは、あなた、お金持ちなんですよ。そんな人が、食料が高い!なんていう資格あるんでしょうかね。

食費を削るために安価なレストランに入って、「あー、これ食べても大丈夫かな」と考えながらご飯を食べても美味しくないでしょう。また精神衛生上も悪い。
安価なレストランを多くの人が求めすぎたため、国内産の安全な食材が使えなくなった会社が中国産に手を出して、そして今日の事態に陥ったんではないでしょうか?

中国人が悪いわけでない。一番悪いのは、彼らにそういう物を作らせてしまう状況だ。その状況を作っている一端は、日本の消費者であるのは間違いないと思う。

こんな私たち日本人の今の生活って、本当にしあわせ?

今、そういったことを考えるべきだと思う。

で、タイトルにある究極の食の安全ですけど、何かというと、コメや野菜は農家から買う、魚は漁協で買う、製品は地元製品(日本製)を買う。
いっぱい買わずに、必要な分だけ買う。
これで、たぶん、自分の生活の安全が守られるはず。安かろう悪かろうで、食の安全を守れると思う。

ということでした。

おわり。