○出張中のお弁当の事
寒い中、出張に行くことになった
それもお昼前
鞄にはお弁当が入っている
「さあ、どこでお弁当を食べよう」と考えたあげく、訪問先の道中にあるガラス張りの建物を思い出した
ここは、フェリー乗り場の待合室
建物の中は暖かい
もちろん冷たい風とは無縁
それどころか、ガラス張りなので、太陽の光がサンサンと照る温室のような状態である
待合室のシートも座り心地がよい
しかも、お弁当付きである
携帯電話でワンセグTVをみながら、弁当を食べる
ここは、寒空の中に見つけた至高のオアシスである
目の前では船が行き来しているし、なんてすてきな空間なんだろう・・・
こんなすてきな場所を、皆知らないのだろうかと周りを見回した
弁当持ちのおっさんで一杯だった
ああ、考えることは、皆、同じか・・・・妙に納得
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出張の帰り、小腹が減ったので何か食べようt、フードコートのあるショッピングセンターに行った
そして、やつを見つけてしまった
そう、吉野家
吾輩にとって、宿敵の存在、吉牛
さあて、再度、豚丼を頼んでみようかと考えた
しかし、2度も裏切られた吉牛
2度あることは3度ある、である
しかし、一方で、3度目の正直という言葉もある
どうしたものか、考え続けた
そのうち、気がついた
満席になっていた
やはり、縁がないんだと入るのを諦めた
やっぱり、吉牛は吾輩の鬼門である
間違いない
○写真展の事
出張から職場に帰る途中、個人サークルの写真展をやっている貸し出しギャラリーに出会った
写真が趣味の吾輩、入りたい衝動に駆られた
入った
写真がたくさんあった
会場には沢山の人がいた
皆、高齢者だった
写真愛好家、こんなに高齢者が多いとは知らなかった
吾輩がカメラを始めた頃、カメラ小僧と揶揄されるアイドル撮影専門のガキどもが、世間から白い目でみられていたが、今は、そんな奴を見かけなくなった
鉄っちゃん、最近は鉄子といわれる若い女性の鉄道写真マニアがいるが、その分野でもやはり高齢者の人口密度が高い
そうか、写真は、ゲートボールと同じ部類の趣味になったわけだ
そう感じた
高齢社会の到来を、心底感じた
なんだか、寂しいねぇ〜