ひさしぶりに、PhotoDirectorEXPERTについて書きます。
(Olympus Viewer3で処理)
というか、色々とレタッチしていくうちに、やはりレタッチソフトは、画像を劣化させるということを、当たり前ですが、認識してきました。
レタッチは、魔法のような事が色々できますが、印刷してよくよく見てみると、なんというか、自然じゃない、まるで絵になってしまうんですよね。
こういうことを考えていくと、やはり「現像」の基本操作は、次の通りかとおもいます。
- RAWだけでなく、JPEGも、一番最初の現像・レタッチは、カメラメーカーの純正ソフトで行う
→やはり、メーカーが考える色彩が、きっちり再現できます。これは、PhotoShopでも同じだと思います。PhotoShopは、画像の劣化レベルが極めて低いのですが、やはり、メーカー純正ソフトに比べると、色が鮮やかになりがちです。このあたりは、純正ソフトとのすみわけでしょうね。
→Panasonicだけ、市川ラボラトリーのバンドルソフトになってしまいますが、メーカーが認めているソフトなので、純正品だと考えましょう。 - レタッチソフトでの修正は、必要最小限にとどめる
→HDRとか、電柱を消すマジックとか、一部分だけ明るくするとか、レタッチソフトを使っていると、どんどんやってしまいがちです。しかし、それをすればするほど、画像は劣化していきます。写真を撮るときに、トレミングしないで済む写真をとれば、レタッチソフトで画像劣化させることも少なくなります。やはり、50㎜レンズを付けたカメラで、まずは腕を磨くことが大事なんでしょうね。 - そして、レタッチソフトを買うなら、自分が使いやすいものを買うこと
→なんでもかんでも、PhotoShopが良いわけではないと思います。価格は高いし、インストできても動きが鈍いとか。レタッチを必要最小限にとどめるなら、PhotoDirectorEXPERTでも十分な訳です。なので、レタッチがどういうもので、どんな効用があって、どんな副作用があるかをよく知ったうえで購入されたらどうかと思います。
そういう意味で、PhotoDirectorEXPERTは、色々な勉強と経験を与えてくれました。
今後も、最小限に使っていきたいと思います。ただ、作品作りは、やはり純正ソフトで、ちゃんと処理してから、最終仕上げにレタッチ、そんな風に使っていきたいと考えています。
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