ここは、兵庫県朝来市。能年玲奈さんの故郷、神河町のもう少し北部にある地域。
いやー、空気がうまくて水もきれい。そしてこの透き通るような青空に瑞々しい緑がなんとも豊かな地域。
実は、これを撮影した日は、下のような状況でした。
ありゃ、梅雨空写真ですね。
そう、最初の写真は、レイヤー機能をつかってレタッチしたんです。
PhotoDirecterの編集のタブには、背景削除機能と画像作成ツールというのがあり、この2つの機能を組み合わせると、レイヤー機能が発動します。
最初は、メイン画像の処理を。
まず背景削除機能のメニューに入り、いつものごとくインテリジェント機能を使って、簡単に曇り空を選択。そして「前景削除」を選択・実行。
そうすると、上記のように選択した部分が透明化されます。
ここから、Photoshopとは違うのですが、背景を削除した画像を「PNG」で強制的に保存することになります。ここで、画像劣化が起こってしまいます。かなり巨大なPNGになるので(10Mクラス)、最終的には気にならなかったのですが、作品作りに、この機能をつかうのは、ちょっと冒険かも(できないことはないと思うが)。
さて、消した空の画像をどこから取ってくるかというと、前回レタッチした下記写真。この青空を使います。
画像作成ツールに読み込んで、画像追加をクリック。さきほど作成した「PNG」を読み込みます。
で、読み込んだPNG画像を適当な大きさにして、下のように合成。
これをトレミングして、全体を明るく調整したら、完成です。
最後に川の部分が暗いので、部分範囲指定して、若干色補正を加えて彩度を高めると、ちょうどいい感じの仕上がりになりました。
この写真をプリンターで打ち出したら、まあまあ見ることのできる写真になっていました。ただ、A3とかで打ち出すと、正直厳しいと思います。このあたりは、このソフトの限界なのでしょうね。
といっても、神ソフトであるPhotoshopであっても、同じ作業をして全く劣化しないとは言えないでしょう。このあたりは、作品作りをする目的や技量によって評価が分かれることになると思います。
個人的には、Webとか絵葉書、2Lぐらいまでだったら、PhotoDirecterで十分対応できると思います。