兵庫県加西市にある古刹の一乗寺。ここは紅葉の名所として有名で、桜も少しあります。今回は、桜が咲く少し前に訪れました。
法華山一乗寺
国宝のある古刹とは思えないぐらい、簡素な入山料金所を通ると、いきなり登るのをやめようかなと思うような階段がそびえ立ちました。
階段の数を数えようと思ったんですが、90ぐらいを境に息が切れてやめてしまいました。
ちなみに、これは第一の階段。この次に第二の階段があります。
さて、第一の階段を上ったところから、こんな風景が見えます。
正面が本堂、左側に3重の塔があります。ここは、少し広くなった平らな場所があるので、一旦ここで一休みしました。
ここには、優しい顔をしたお地蔵様がいらっしゃいました。
さて、本堂に入ると、こんな絵が天井にありました。
たくましいトラが描かれています。残念ながら、年代物なので、トラの輪郭や色、ディテールがわかりにくくなっていました。
せっかくの大作なのに、なんとか見れないかな・・・と考えているうちに、時々、こういった昔の絵をX線写真で撮影しているのを思い出しました。
で、X線じゃないんですが、赤外線で見てみようと考えました。そうです、ナイトショットを使ってみました。それが、この写真です。
やはり!輪郭がはっきり写りました。赤外線とX線は全然違うのですが、目に見えない赤外線が、目に見えにくくなった輪郭を捉えてくれたようです。
ナイトショットの変わった使い方でしょうね。
さて、最近は冷たい雨で、寒の戻りを感じさせる気候が続いていますが、それでも春は目の前に来ています。椿のシーズンもいよいよ終わろうとしています。この椿は、まだら模様でしょ?とても奇麗なので、ワンショットしました。
法華山の本堂を離れる時に、最初に上った階段に、野良猫が日向ぼっこしていました。「春眠暁を覚えず」そんなところでしょうか。
我が家の嫁息子とも、最近、「春眠」から中々目覚めない季節になりました。