ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

明らかに軽はずみな発言

もう、あちこちで見かけるので、あまり書くつもりはないけど、大震災の被災者県のトップとしては、どう言い訳しても非難を免れぬ軽はずみな発言である。しかも、テレビがずーっと録画し続けている中で、中学生じゃあるまいし、もうちょっとマシな発言をすればいいのにと思う。大体、他地域での震災がチャンスなんてこと、たとい本音として持っていても、あの場で発言しては、「私は火事場泥棒するつもりです」と周りには聞こえてしまってもしかたがない。また、釈明会見の内容がさらに悪い。「軽率でした。真意は、大きなショックを受けるようなときこそ、新たな転機だととらえていく心積もりが必要だと言いたかった」と言えばいいのに、記者とのあのようなやり取りは、もうマスコミの術中にはまり、彼らの期待どおりに「何で謝る必要がある」との発言に至ってしまった。中央省庁出身の知事によくある留めの失言パターンである。東京の石原氏には一笑されてしまうし、県庁職員は朝から苦情電話の嵐で疲弊しているだろうし。トップとして、自らの発言が、いかに大きな影響を周りに与えたかを、そして何より自分自身への大きなダメージになったかを、よく、冷静に感じ取って反省してほしいものだ。

ところで、皆さん、地震対策やっていますか?

災害は、忘れた頃にやってくる。