今日も朝から餃子のニュースが流れていた。
推移を見守るしかないが、中国の工場での混入が、ほぼ間違いないのでは?と推測できる状況になった。
故意か、それとも事故か。真相が早く判明して欲しい。
さて今回の事件で、我々日本人の生活というか、生き方が、改めて問われたと感じる。
問題になった餃子は「手作り」であった。機械作りでないのだ。多分、消費者のニーズに合わせて開発した商品だったのだろう。しかも安価。これらを満たすため、コストパフォーマンスと生産技術が高い中国の人に生産を委ねたのだろう。
今の日本人は、安全で安価な食材を求める一方で、着ている服、バックは世界一贅沢で、車は外車かレクサスといった状態だ。食費を削って贅沢品を買っている。投資の優先順位がおかしくないか。贅沢品を身につけていても、食の大切さや素晴らしさを知らずに、本当の美意識や贅沢を味わえるはずがない。魯山人が生きていたら、大いに嘆いていただろう。ちなみに、ここで言う食の贅沢とは、高級レストランのフルコースを言っている訳でない。探究したい諸君は、魯山人の本を読むべし(美味しんぼでも良い)。
やはり、何に力を注ぎ、どういった素晴らしい生き方をするか、日本人は今一度、バブル崩壊後の時のように立ち止まって考えなおすべきだ。
今は良いチャンスだと思う。