こころが疲れた時、傷んだ時、立ち直れない時。
いつも大原敬子さんの言葉に助けられます。
お会いしたことはありません。
声を聴いたこともありません。
ただ文字を通じて、私の迷える心を導いてくださいます。
1997年に出版された、この書籍
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「こんなことをしたら、皆が驚くだろう」
「こんなことができたら、皆がすごいと思うだろう」
「あなたは素敵ね、といつも言われていたい」
皆を驚かすこと、人々から称賛を浴びることを目的に生きているあなた。
なぜなのか、自分で知っていますか。
「愛」がほしいあなたは、いつも、人の称賛という形で愛をもとめているのです。
ですが、そうすると、自分の満足がなくなります。心の安らぎがなくなります。
そうしてなぜか「空しさ」だけが心にのこるのです。
「何をしてもつまらない」と。
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この書籍にかかれた大原さんの言葉の一部分です。
愛は人が生きるための源泉です。
これは、大原さんが別の本で書かれた1フレーズです。
10年ほど前、厳しい上司に日々プレッシャーを受けていた時、大原さんの本に出合いました。この言葉は、日々を嘆いて暮らしていた当時の私の心にグサッと突き刺さりました。
私には愛が不足している?
嫁からの愛?親からの愛?
いや、自分から自分への愛が一番足りていなかったのかもしれません。
その私に、活字を通じて愛を与えてくださったのが、大原敬子さんです。
大原さんの言葉の一つひとつが、人が生きるために必要な知恵であり、例えるならそれは駄々をこねる子供が大人になって独り立ちするために必要なことを教えてくれる親の愛、そのものです。
今のあなたに必要なのは、これよ。心配しないで、きっとうまくいくから。
活字を通じて、そのように言ってくださる。
私にとって、大原敬子さんは、まだ見ぬ人生の師匠です。