かつて、船舶が最も優れた大量輸送機関であった時代、1800年代後半ですが、この時に大量に陸揚げされた物資を内陸部へと運ぶために整備された道路、鉄道がとおっていた道のことです。
現在はすべて廃止となっているが、かつては
●道路
北海道道17号小樽港線 - 北海道道820号小樽港稲穂線
兵庫県道342号甲子園六湛寺線 - 兵庫県道341号甲子園 尼崎線
●鉄道
太平洋石炭販売輸送臨港線
青森県公用臨港線
鹿島臨海鉄道鹿島臨港線
神戸臨港線
兵庫臨港線
博多臨港線
(以上出典:Wiki)
がありました。
このうち、神戸臨港線の跡地に今回足を踏み入れてみました。
神戸臨港線は、慶応4年(1869年)に神戸港が開港してから約40年後の明治40年(1907年)に、東海道線(現JR神戸線)の灘駅(当時は貨物用駅)が誕生した際に整備されました。
その後、引き込み線が延長され、市民の交通手段になっていきました。
しかし、鉄道からトラックに輸送手段が変わるにつれ、鉄道による輸送が衰退していった結果、臨港線は、平成15年(2003年)にすべて廃止されました。
現在、この臨港線は、その路線の一部を高架遊歩道として再整備され、誰もが気軽に国道の上を歩くことができる場所に変化し、市民に愛され続けています。
これが、現在の神戸臨港線の姿です。今でも少しばかり、当時の姿を残しています。
次回は、この神戸臨港線を、もう少しご紹介したいと思います。