ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

博士の愛した数式

台湾旅行紀行

なかなか秋が訪れませんね。今日も日中の気温が30℃を超えています。もう10月だというのに、こんなに暑いなんてどうかしています。本当に地球が暑くなっているんだと実感しています。
さて、こういう暑い日は、外出も億劫になるのでどうしても家でゴロゴロと怠惰的な生活を送ることになりがちです。その典型がうちの家族でしょう。息子はビデオ、嫁はビーズ工作、そして私はブログ日記と、みんなバラバラのことを外出せずに家でしております。

さて、夏休みになると、夏の一冊というキャンペーンをどこかの書店が毎年のようにしますが、今年読んだ本でよかったものの1冊をブログってみます。

博士の愛した数式

映画にもなって、タイトルぐらい知っている方も多いと思います。数学大嫌いなうちの嫁さんは、小説の冒頭で√、素数が出てきただけでジンマシンを発症させたようです。でも、普通の人は、数学的な話を無視して読んでも、十分楽しめるないようです。

80分しか記憶の持たない元数学研究者。これが第1の主人公で、ここで働く家政婦が重要人物的主人公、そして博士が√となずけた家政婦の息子が重要な脇役として登場します。それに、博士の義理の姉、物語のキーマンとなる方です。

とある交通事故のため、交通事故を起こした時点から後の出来事については、80分しか記憶がもたず、それを過ぎると記憶がなくなってしまう病気を抱えた博士のもとに、主人公の家政婦が派遣されます。多くの家政婦が根をあげた博士のお世話を始めた主人公は、外見からはわからない博士の人間味に触れ、そして過去にも触れてしまうことになり、そして一旦解雇されたのち、再び博士の元へ舞い戻るが。。。

映画を観た方には、是非小説を読んでいただきたい。そして、寺尾聡、深津絵里が演じる博士と家政婦でない、あなた独自の博士と家政婦を作り出しながら小説に引き込まれていってほしいと思います。

小説と、それを映像化した映画との比較は、よく議論されるところですが、私は映画は別物だと感じています。あなたなりの評論をしてみてはどうでしょう。この連休中に読んでしまえる文量ですから、是非読んでいない人はチャレンジしてみてください。