ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

水族園でなごむ

神戸市須磨区に水族園がある。

入口正面には大きな南国風の木が植えられており、近くのマンションをその木の背景に置くと、ワイキキのような風景になる。この市民水族園は、近海にいる普通の魚からイルカ、ラッコまで沢山の動物を取りそろえている。今年の夏はインフルエンザ騒動の風評被害をなくそうと一時期入館無料にしたため大混雑してしまった。

水族園の南側には穏やかな瀬戸内海が広がり、今日のように寒くても風のある日はウインドサーフィンをする姿を見ることができる。
館内の様子であるが、古い建物であるため通路や水槽は小さめである。しかし、ニーズに合わせた改良が随所に施されている。
入口を通って最初に目に入る大水槽の前に、なんとコタツが置いてある。しかも3つも。これは非常にユニークである。この水族園は家族を主なターゲットにしているようだが、これの利用者の多くは若いカップルのようだ。コタツに入って大水槽を眺める。バブル時代にでも出来ない贅沢だ。しかし、若いカップルにとっては良い仕掛けのようで、コタツに入って魚の回遊を見ながら寄り添って話をしている。ん〜、神戸市さん、やるな!