ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

早朝国旗掲揚式

北京の観光名所として有名なもの。
北京料理、故宮・天安門、そして早朝の国旗掲揚式。
早朝の国旗掲揚式は、いまや北京の観光名所のひとつになっている。日の出の時間と共に国旗が天安門広場国旗掲揚ポールに掲げられるだけなのだが、中国全土から北京へやってくる観光客にとっては、見逃すことのできないイベントらしい。
小生も朝早くから行って来た。

日の出前であるため、おそらく零下5℃から10℃というホッカイロ1つごときでは何の役にも立たない環境の下、天安門広場に入る前に警察からセキュリティーチェックを受けることになった。

そして、いざ広場に行くと、居るわ居るわ1千人以上の群集がポールの前に集まってござる。
広場には、日の出前の澄んだ空気を通して淡く月光に照らされた、革命同志を象った像があちこちに設置されていた。

しばらくすると、故宮の方(毛沢東の写真が掲げられている建物)から衛兵が旗を持って広場に向かって行進してくるのが見て取れた。
しかし、その途中に片道5車線の馬鹿でかい国道が横たわっている。どうするのかとみていると、やはり予想どおり通行規制で車をシャットアウト。日本の皇居近くでこんな規制を毎日したら、きっと都民は直ぐに暴れるだろう。やはり一党独裁の国である。すごい力である。

旗揚げ式が終わるころには日の出となるが、中国人の商魂はすごい。この寒空の中、よくわからない写真売りのおじさんやおばさん達がいつの間にか観光客を取り囲んでいた。写真は旗が掲揚されているものや、故宮前のものなど、なんでここで買わないといけないんだよ〜、と突っ込みたくなるものばかり。小生、ここは習ったばかりの「不用」を連発して脱出した。