ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

自分のことしか考えない候補者は、いらない。

昨日、駅前を通ったら、高校生たちが先生と一緒に震災支援の募金活動をしていた。
すこしハニカミぎみの笑顔を振りまいて頑張っていたので、思わず募金した。これで何回目だろうか。
そうしていると、後ろから旗を持った大勢の軍団が騒がしくやってきた。
「○○をよろしくお願いします。どうか、議員にしてあげてください。」
軍団は20人近くおり、募金活動をしていた学生の前に立ちはだかった。
駅前の一等地なので、選挙活動には持って来いの場所だったのだ。
募金を呼びかける学生たちの声は、拡声器をもった20人近くの軍団にかき消された。
そんな状態が30分以上つづいていた。
学生たちは、顔も名前も知らない被災者のために活動をしている。学生にとっても休日は大切な時間なのに、苦しんでいる他人のために活動をしている。
一方、20人の軍団は、自分たちの候補者のために活動している。極端に言うと、自分のために活動をしている。
どちらも、大勢の人に呼びかけて理解を求めるための運動をしている。
同じ場所で活動するには、どちらかが割を食う結果になる。今回は学生たちが割を食った。
あきらかにおかしいではないか。
他人のために頑張っている人の活動に支障をきたした、自分たちのための活動をしている人達の行動は、到底、許し難い。
選挙なので「法令上のルールは守っている」だろうが、「法令ルールの大前提である、人間倫理・常識のルールを破っている」。
しかも、社会のリーダの候補者である。到底、許されない。
選挙権を持つ皆さん。あなたが選ぼうとする候補者の行動を良く見てから、本当にそれでいいのか、よく考えてから投票してほしい。
美辞麗句なんて、誰でも書けますし言える。
でも、正しい行動をしているかどうかは、普段の行動を見れば、包み隠さず確認できる。
まあ、確認していくと、投票できる候補者がいなくなるかもしれないが・・・・(;一_一)