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毎日新聞によく出てくる社会調査研究センターを調べてみた

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毎日新聞ロゴ

お題「気になる番組」

毎日新聞を定期購読している稀有な小生。最近はもっぱら、朝ポストへ届く紙新聞を読む前に、PCのデカいモニターで電子書面を読むことが多くなってきています。

さて、新型コロナによる社会混乱で、新聞社も毎日毎日(シャレじゃないです)記事を書くネタに困らないと思われますが(記者や編集は記事が過去ログと被らないようにするのが大変でしょうけど)、今年に入って紙面によく出てくる「社会調査研究センター」という調査会社が気になっていました。

2020年4月に発足したみたいで、基本的には政権支持率とか選挙事前調査とか支持政党調査をやっているみたいです。

社名 株式会社社会調査研究センター

設立 2020年4月1日

所在 埼玉県さいたま市桜区下大久保255
   国立大学法人 埼玉大学

代表取締役社長 松本 正生(埼玉大学教授)

調査研究統括 松本 正生(再掲)

調査研究部長 平田 崇浩(毎日新聞論説委員

調査研究部次長 大隈 慎吾(毎日新聞世論調査室主任)

事務局 菱山 智香子(センター事務)

取締役 前田 浩智(毎日新聞論説委員長)

取締役 田中 明子
   (株式会社グリーン・シップ代表取締役社長)
    ※寄付型ショートメール調査業務受託会社

監査役 水野 達哉(株式会社MANTAN取締役)
    ※毎日新聞関連会社


大学内スタッフ

佐藤 雅浩(人文社会科学研究科 准教授)

齋藤 友之(人文社会科学研究科 教授)

江口 幸治(人文社会科学研究科 准教授)

久保田 尚(理工学研究科 教授)

小嶋 文 (理工学研究科 准教授)

小林 裕一(研究機構オープンイノベーションセンター 教授
          ・産学官連携推進部門長)


学外アドバイザリーボード

鈴木 督久(日経リサーチ シニアエグゼクティブフェロー)

大野 茂利(テレビ埼玉報道制作局長)

田村 正博(京都産業大学法学部教授)

林  治克(福井コンピュータホールディングス社長)

平田 崇浩(毎日新聞社 世論調査室長)

堀江 浩 (朝日新聞社編集委員) 

どうも、毎日新聞世論調査室の関連会社だと思ってよさそうです。

他の新聞では見かけない会社なので何だろうと思っていたのですが。

ここが実施している調査方法は、新ミックス・モード手法というもの。これは、従来の固定電話への無作為調査(機械音声でのアンケート)に加え、寄附型ショートメールによる調査。寄附型ショートメール調査って聞いたことなかったのですが、無作為に携帯番号を作成して電話し、承諾を得た人へSMSでアンケートを送る調査のようです。

知らない番号からのスマホへの電話って、ちょっと抵抗ありますね。

私は、来たとしても知らない電話番号は基本的に留守電へ自動転送されるので、私がアンケートに答えることはないと思いますし、これまでかかってもない、おそらく。

調査結果ですが、これまでの結果をみると、概ねサンプル数は1000件は超えているので、統計学的には問題ないみたいです(そりゃそーですよね、大学教授が関わっているので変なことできませんし)。

問題は年代層とか地域性とかです。寄附型ショートメール調査が7割ぐらいの占有率のようで、年齢構成の主部は30~40代になることが多いようです。爺様、婆様の固定電話アンケートは1割程度。

あとはアンケート調査項目と質問内容が気になりますが、まあ誘導的な内容も見受けられません。

ある程度、信用できると思います。

ただ、毎日新聞の関連会社というのは、ちょっと。

役員もほとんどが毎日新聞だし。

今後は、他のメディアも参画するとか、政治色が薄い人たちに役員へついてもらうとか、第三者から怪しまれない体制づくりと情報公開をして、この会社の調査の信ぴょう性を一層高めることが大切なのではないかと思ったりしました。