ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

子供の頃の思い出

今週のお題「バレンタインデー」

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私には、同い年の幼馴染がいました。

血縁的には遠い親戚でしたが、家は隣でした。

ちょっとだけ、漫画のタッチみたいな環境でした。

今思えば、かなりの美人で、男子からの人気もありました。

バレンタインになると、彼女はチョコを私にくれていました。

今思えば、もっと大切に受け取っておけばよかったと後悔後悔。

彼女とは一緒に板チョコを湯煎して、手作りチョコをつくったりもしました。

中学校、高校と時が経つにつれ、隣に住んでいるのに徐々に話もしなくなり、お互いに結婚して家庭ができても、親を通じて状況を知るだけの関係になりました。

小さい頃は、訳も分からず、彼女は私のお嫁さんになるんだと言っていました。そして、色々と世話を焼いたりしてくれました。癇癪持ちの私をなだめてくれたのは、親ではなく、彼女だけでした。

その結果、私の女性に対する対応や癖は、結構彼女からの影響を受けて形成されたように思います。

とにかく、色々と世話を焼いてくれていましたから。

そのためか、そうでないかはわかりませんが、高校を卒業するまで、まともに彼女はできませんでした。

言い寄られても、なんだかんだとはぐらかすような状態が多かったんです。ひどい事をして、フッたこともありました。ガキだったとはいえ、バカでした。

その当時の私の心の根っこに、女性は、はぐらかしても、ついてきてくれるような幻想が、どこかあったんだと思います。

大学生になって、ようやく自分から女性にアクションをかけるようになりました。

しかし、好きになる人は、誰もかれも、気の強い人ばかりでした。姉さんタイプっていうか。きっと、幼馴染の雰囲気に似ていたからでしょう。

東京で就職し、仲良くなった女性も出来ましたが、色々家の事情もあり、しばらくして故郷に帰り、そして今の職場で嫁と出会って結婚しました。

嫁は、おそらく幼馴染と真逆の性格です。

気は強いんですが、なんというか、妹のように都合のいい時だけ甘えてくるタイプというか。ただ、お節介がないので、気が楽です。お節介がなさすぎて、腹が立つことも多いですけど。掃除も片付けも何というか、ズボラで。休日、部屋の掃除は私がすることもあります。あんなにゴミが落ちてても、気にならないって、どういう性格なんだろう(笑)と思うこともしばしば。

バレンタインをテーマに、思い出を書こうと思ったのに、私は一体何をかいてしまったのか(笑)。

読者の方に、メッセージがあるとすれば、バレンタインで告白して成功しても、結婚相手になるかどうかは、わかりません。少ない経験からいうと、結婚相手は、普通にお付き合いする人と全く違うフィーリングが体中にビリビリきます。同じことを、周りの既婚者(男性)と話をして確認もできています(そうでない人もいるけど・・)。これ、言葉で表現しにくいんですが、そうなんです。で、付き合って半年もすれば、不思議と自分たちの巣を探し出すんです、無意識に。

もちろん、自分の理想を追いかけて結婚するひとも沢山おりますから(特に女性は理性的に配偶者を探しているように思います)、これが絶対とは言い切れないのが残念ですが、ただ、「あっ!絶対この人だ!」とか「あれ?なんか合うな?」とか思ったら、縁があると思いますよ。大切にしてくださいね。

では、よいバレンタインデーをお過ごしください。