ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

入籍記念日

2月26日。

この日に入籍したのは、単に大安だったから。

そのことを思い出したのは、今朝、(2月26日)我がデスクの卓上カレンダーの六曜日が目に入ったからである。

入籍記念日の朝は、毎年、きまってテレビや新聞などで今日の出来事として「2.26事件」が話題として出される。

それを見たり聞いて、入籍の日を思い出す我ら夫婦。結婚記念日とか誕生日とかバレンタインデーとか、男女の記念日は、いつの日か空気のごとく特別なものに感じなくなった我らにとって、年に一度、入籍した日だけは、ほんのりと思い出すのである。

家内は、女子力が欠けているようで、アニバーサリーが嫌い。小生は大好きな部類。

だから昔から、小生が考え抜いて買ってきた記念日用のプレゼントは喜ばない。

家内曰く、「特別なものは要らない」。昔から可愛げがなかった。ただ、当時は、そんなツンツンなところが妹みたいで可愛かったのである。ただアラフォーになって、お世辞でも喜ばないのは、単に可愛げのない大人。特別な日をプレゼントで祝うのは、なにも相手に喜んでもらうだけのためにするわけではない。特別な日は、二人が喜びを共感する日。そのことが、昔から家内はわからないみたい。ああ、性格の不一致って、こういうことなんでしょう。

美輪明宏さんの言葉を借りると、夫婦とはただ単に結婚契約している状態。相手の気持ちを考えずに我がまま言える相手と暮らすことではないということだ。相手を尊重する気持ち、わかりやすい言葉で言いかえると、相手に遠慮や配慮をする部分を残して、他人とは違う距離感で暮らす状態なのである。

こんなこと、家内に言っても聞く耳もたないでしょうね。諦めて徐々に家内と距離をおきながら、自分の心地いい時空を作っていく方が、前向きな対処法だと最近思う。

そういえば、

「誕生日プレゼント、いるよね」

大学時代にお付き合いしていた彼女は、ちょっとお姉さん風の言い方で、そんなこと言っていたような気がする。2人の弟がいる長女だった。同い年なのに、小生より随分大人だった。今頃、どこかの病院で立派な婦長になっているだろうな、きっと。

今日の日に、こんなことブログに書くなんて・・・。疲れてんな、俺。

そんなことを考えている、2.26。

家庭にも、世界にも、恐ろしい争いが起こりませんように。

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