ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

冷静に考えると、占いって結局何なんだろうか。これまでの経験から、占いについて改めて考えてみた。

秋の異動シーズンであります。10月から新天地で活躍することが決まった人も多いでしょう。
人生の節目に立つと、わたしたちは不安から、占いとかおまじない等に頼りたくなります。
未来を知りたいという願望は、自身の身の安定を確保したいという欲求にほかありませんよね。

 

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私も、その欲求が強い人です。そのため、これまで色々な占いを利用してきました。
一番最初に興味を持ったのが、細木数子の「六星占星術」。世界一占いの本を売った細木数子の代表作です。最近テレビに出ていませんが、どうされているんでしょうね。
今思えば、この六星占星術は、変に納得させられる「ズバリ」な書き方が面白かったです。占いに頼るときは、母親やお姉さんに「あなたは〇〇だからダメなの。こうなさいなさい!」と導いてほしい心理状況なので、細木数子の書籍やテレビでの言いぶりは、悩める人にはスカッとします。
次にやったのが、タロット。ただこれは、ちょっと色々あって、止めました。正直、怖かった。考えたら単なる偶然の賜物でしかない占い結果が、あたってくるような気がして。とある心理学者の本には、占いが好きな人は、占い結果を知った後、その内容が脳裏の隅にあって無意識にその結果の方向にむかって行動しているとか。そうかもしれません、暗示にかかるような部分はあります。
そして暫く占いはやめていたのですが、就職活動しているときに、算命学に出会いました。
田舎から単身東京へ就職することに反対だった母親が、母親の知り合いの占いの先生に相談したのがきっかけでした。その先生とは、それ以降、3年ぐらい色々と助けていただくことになりました。
算命学は、四柱推命や六星占星術と同じ系統の東洋占いなので、大まかに見ると、四柱推命や六星占星術と結果は同じです。
ただ、同じ誕生日であっても、両親や兄弟、生まれた地域など、占う本人の周りの環境も考慮して判断するので、まったく違う結果が出てきます。それに運回りが荒れる天中殺に入っていたとしても死ぬほど頑張れば輝く人がいますし、運回りが良くても、同居している人や仕事のパートナーの主星と本人が激突の関係にあると、運気が封印され、命にかかわる場合もあります。
算命学は勉強すればするほど(占いをやればやるほど)、占い結果を出すことより、運命や宿命に対する心の受け止め方に興味が出てきます。人によって占い結果が違うので、やればやるほど面白い反面、どんどん訳が分からなくなってきます。そしてやり続けた先にあったのは、宗教的な心の世界。
私は結局、途中から算命学をしなくなり、なぜか桜井章一雀鬼)さんの本に人生の答えを求めるようになりました。

 

そんなこと、気にするな (廣済堂新書)

そんなこと、気にするな (廣済堂新書)

 

 
さて、長々と書いてきましたが、この占いに関係あるインタネットサービスとかアプリとかが、ネット上に氾濫していますよね。
これって、どうやって作っているんだろうとネットサーフィンしていたら、これを作っている会社があるんですね。
考えたら新宿の母とか大久保の母とか、まして霊視占いとかは、本人と面談しながらでないと占えないはずなのに、生年月日と適当な名前で占い結果が示されるのが不思議じゃないですか。それで色々探っていると、コンテンツ企画会社が出てきた。
ははははは。世の中、そういうものですよね。まあ、おみくじ感覚で楽しむ程度なら良いと思いますが、ご利用を考えている方は、ちょっとだけ気に留めておいてくださいね。