ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

フランシス・アルバートというカクテル。しかし、ジンとターキー混ぜる酒って、カクテルって言うより、自爆ドリンクって感じがするけどさぁ。

小生、4月は大変忙しい月

2月は逃げる。

3月は去る。

そして

4月は死ぬって感じ。もう、毎日朝早くから遅くまで、どんだけ仕事あんねんって感じでしたわ。

昨晩はGW前ってことで、早めに退社(といっても、20時過ぎていましたが)。

GWに入る前に(といってもGW途中、仕事行くだろうけど)、ちょっと体の疲れを落とそうと、昔からチョクチョクお邪魔しているバーへ1人で出勤。

癒しの空間、BARでの出会い

1人飲みって、若い頃できなかったんですが、今や雑踏の中、1人でグラスをコロコロしているのも悪くないなと思うようになったんです。きっとオッサンになったためでしょう。

店に入ると、カウンターは一杯。

マスター「ごめん。右端座って」。

おっ、常連専用席じゃねーか。ちょっとうれしい。途中で左端の常連席に移動。カウンターの端の席は、バーでも居酒屋でも、常連にしか薦められないものらしい。

バーで飲むときの大切なルール。それは、マスターが店の全てのルールブック。座る位置は、マスターが指定。それは色々なお客さんの状態も見ながら、入ってきたお客さんがどこに座るのが一番心地よいかをマスターが判断するためです。これは、バーの基本ルールだと思います。若い人には、是非知って欲しいルールです。

で、私は最初にドラフト(ビール)を喉に流し込んで、次に「キングスバリー ビクトリアンバット(ジン・私の中での通称:松葉杖のジン(後日、理由をアップ)」をソーダwithライムで楽しみました。このジン。初めて飲みましたが、めちゃ旨かった。こんなさわやかなジンがあるなんて知りませんでした。

 

キングスバリー ビクトリアンバットジン 700ml

キングスバリー ビクトリアンバットジン 700ml

 

 家で飲むものじゃないと思いますが、ハウスバーがある人でしたら、一度、ライムを半分にしてグラスへ放り込み、ジン:ソーダ=1:5ぐらいにして割って(それぐらいに割っていたと思うんですけど)飲んでみてください。

さて、今日のタイトルのフランシス・アルバートというカクテル。

私がこのジンを飲んでいるときに、目の前でマスターが作り出しました。

ロックグラスにアイスを入れ、タンカレーを注いだと思ったら、続いてターキーを注いで、バースプーンでグルグルして、ハイ出来上がり。

えぇぇぇぇぇぇ。それ、めっちゃキツイ酒ちゃうんですか!!!!

とほざいた小生に、マスター一言「まあ、42度と43度を混ぜたから45度ぐらいの酒かな。子供は飲めんね」

フランク・シナトラ

聞けば、フランシス・アルバートとは、伝説のジャズ歌手フランク・シナトラの本名だとか。なぜこのカクテルが誕生し、この名前が付いたのかは諸説あるそうですが、マスター曰く「シナトラが飲んでいたカクテルというのは間違いない」。

まあ、酒飲みは大体、自分の好みの店で時々変わった注文することがあります。

私も、昔行きつけだった居酒屋で、焼きうどんと焼きそばと焼き飯をミックスして作ってもらったことありましたし、カツカレーのご飯抜きを作ってもらったりしましたから。酒飲みがする遊びですよね、こういうの。

だから、こんなカクテルが生まれるんでしょうね。

その晩は、美味しいお酒と、数本のシガー、新婚旅行で足の骨を折って、新婚早々別居生活を送っていたご夫婦の楽しいエピソード、そしてその夫婦をからかうマスターの面白話をバーでいただきました。おかけで疲れがとれました。マスターありがとう。

GinLim



洋酒うんちく百科 (ちくま文庫)

洋酒うんちく百科 (ちくま文庫)