気がつけば、2月になっていました。
今更なんですが、年末年始は寒かったですね。思い返すと、今年の正月休みは9日間と長く、そして嫁がパートで年末年始働いていたので、なんとも穏やかな正月になり(笑)、そんな中で外でゆっくり遊ぼうと思っていたら、寒くて寒くて外に出る気がなくなり・・・
結局、寝正月でした。
先週ぐらいから小春日和が続き、今日も風は冷たいが太陽の光が暖かかったので、庭に出てまどろんでいました。
これが散りだしたら、隣の椿が咲きだし、一気に春がやってきます。
今年の草花達は、例年より少し動きが早いように感じます。寒い日が続いていますが、案外、今年の春は早くやってくるんじゃないでしょうか。
さて、前にブログで書いた「親鸞」をついに読破しました。五木寛之氏の小説の世界にドップリ漬かってしまいました。
後書きで五木氏が言っているように、あくまで小説。本当の親鸞がどうだったかは、わからない。ただ、色々な文献と付き合わせると、五木氏の見立ては、案外間違っていないようにも思う。
私の実家は曹洞宗なので、浄土真宗のことは全く知らなかったが、親鸞という偉人は、かなりリベラルな人だったのではと思う。
小説の中で、印象に残ったシーンは、流刑で越後にいた時、地元の守護の謀のターゲットになり、雨乞いをやる場面。雨乞いは失敗するが、民衆は親鸞の愚直な行為を認め失敗を許し、親鸞を葬ろうとする守護の謀は失敗に終わる。このシーンには、なぜか涙が出そうになった。
皆さんには、是非、読んでいただきたい小説である。
決して、宗教小説ではない。愚直な男の、不器用な坊主の人生小説である。