私は、撮り鉄ではありません。
が、風景写真としての鉄道写真は大好きです。旅情を感じる絵作りが大好きだからです。
で、キハ285系の事を、今日はブログります。
2週間ほど前、神戸市にあるJR元町駅の北側歩道橋に沢山の撮り鉄が集まりました。
歩道橋を見上げる人々は、何があるのかと不思議そうにしていました。
実は、この歩道橋。撮り鉄にとっては、有名な場所らしいのです。
この歩道橋から数キロ先に、川崎重工業の兵庫工場があり、そこは新幹線を含む車両を製造しています。そして時々、「出荷される」新型車両が、JR元町駅を通り過ぎるのです。ここは撮影するには、絶好の場所らしいです。
そして、この日。どこで情報を仕入れたのか、1時過ぎには数十人のカメラマンが歩道橋に陣取りました。
私はその風景が面白かったので、珍しい車両とともにカメラマン達を収めようと、そのチャンスを待っていました。
そして、数個の普通電車が通り過ぎた後、煙を上げる赤い機関車が見えてきました。
カメラマンは一斉に構える。
シャッター音が、機関銃の掃射のように、けたたましく鳴る。
しかし、一体、なんの電車が来たのか?
家に帰り、調べてみました。
どうやら、先日、製造が中止されたJR北海道のキハ285系という電車だったようです。不祥事が続くJR北海道は、経費削減もかねて、この車両の製造を止めたようです。この電車は、ドクターイエローになるんでしょうね。乗客を乗せることなく引退させられる可哀想な電車です。しかも、デスマスクのように、青いビニールかけられてしまい、お披露目もさせてもらえない。こんなにカメラマンがいるのに。
新天地でのご活躍をお祈りします(*´з`)