というわけで、今、上にある写真はレタッチ後の写真です。
こちらは、レタッチ前の写真です。メリハリが少ないのがわかります。
なにをイジッたかというと、モミジの色を赤くしたのだ!あと、エッジシャープ(アンシャープマスク)。
レタッチで大切なのは何でしょう!すぐに答えの出た方は、すばらしい。
答えは、補色コントロールでごわす。
「補色」をご存じない方は、下の本の13pをご覧ください。
写真の色補正・加工に強くなる ?レタッチ&カラーマネージメント知っておきたい97の知識と技 (デザインスキルのストレッチ入門)
- 作者: 上原ゼンジ著,庄司正幸監修
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/11/03
- メディア: 大型本
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パソコンはRGBの3原色(赤、緑、青)の光を混ぜて色を出しています。
普通は8bit処理をしているので、1670万色が表現されています。
さて、補色というのは、この3つの「光」が混ざり合ったとき、それぞれの色の対面にできる色のことです。
赤ならシアン(紫みたいな色)、緑ならマゼンダ(赤っぽいピンク)、青ならイエローです。レタッチはこれが命です。
ただ、そのレタッチをする前に絶対しないといけない儀式があります。
それは、グレー点の指定(教科書44ページ)。
これをすれば、大抵の写真は抜けが良くなります。
この写真もそうです。
結論を言うと、建物の白い部分をグレー点の指定をして、そのあと、部分マスクをかけて、若干赤を入れて、青を下げました。青を下げるということは、黄色が強まるんですね。もともとの写真は、全体がグレーというか薄い青色が霧かかった写真でした。しかし、これらの処理をしたら、上記の写真のようになったんですね。
さて、PhotoDirecterを触っていて気が付いたのですが
PhotoDirecterにはレイヤーメニューが見当たりません。しかし、画像作成機能というのがあり、これがレイヤーの代わりの機能のようです。ただ、レイヤーより直感的に直接ここだけ直したい、調整したいという部分を指定して修正できるツールがやりやすいので、私はこっちをつかっています。
これは、エッジ機能をもった投げ縄ツールと同じです。インテリジェント機能を使うと、エッジを検出して、きっちり細かく範囲指定してくれます。
といっても、猫の毛みたいな細かい指定は苦手のようで・・・
いわゆる魔法の杖を使った後に、選択部分のシフト機能もない・・・
ここは、価格の差なんでしょうね。まあ、白黒コントラストでメリハリつけていけば、何とかなりそうですが、ここは、フォトショが上手ですね。
=次号につづく=