カレーに納豆かけたら悪いか?

色々な植物の写真とコラムなどを書いています。植物写真は、ある程度の数をアップしたら1カテゴリーにまとめる予定。

人事異動にショックをうけた その3

皆さんは、アリとキリギリスの話をご存知と思う。


アリとキリギリス(The Ants and the Grasshopper)イソップ童話 福娘 ...

 最近の日本の教育現場では、アリさんがキリギリスさんに食糧を分け与える内容を教えることもあるらしいが、実際はご存知の通りキリギリスは餓死する。

 ここで、「平一族」は、自分たちがアリであることを自覚しないといけない。

 ナポレオン・ヒルは、書籍の中で「代償のない成功はない」と書いている。「平一族」は、エリートに比べて、これまで「代償」が少なかったのかもしれない。代償の代表例は、時間である。「平一族」が退職までの間に、蓄えを増やすためには、この代償を、めい一杯払わなければならない。そうでないと、キリギリスになってしまう。

 さて、時間という代償を払って、どうお金を蓄えるか。

 一番簡単なのは、皆が嫌がる職場に行き、数年でもいいから「残業」で蓄えを増やすことだ。ただし、「残業」で「蓄え」が増えないところは希望してはならない。そんなところへ行って今頃から出世を目指しても、たかが知れている。そう割り切るべきである。

 次に思いつくのが、資産運用だが、これは絶対やってはいけない。NISAなど、詐欺商売である。私は学生時代、某大学のサークルで証券経済の勉強をしていた。バブル絶頂期の頃である。OBは皆、金融業界関係者。年に何回か、つぶれた山一證券船橋トレーニングセンターで、全国の大学生があつまる研究会にも行った。そこでわかったことは、株や先物商品市場は「一部のモノによって作られている」ということだ。

 最近では個人投資家が大儲けしている話題が出ているが、よくその人を観察すると、銀行などの機関投資家顔負けのトレードを24時間やっている。ミセスワタナベよろしく、日中の小遣い稼ぎをする主婦もいるが、トータルでは、絶対負けているはずである。なぜなら、機関投資家どもは、情報を集め、作り、流し、それと同時に取引しており、ネットを通じて出る情報は、すでに機関投資家にとっては「当たり前」のことであり、ミセスワタナベなどの個人投資家を集めるための「撒き餌」なのである。儲けている個人投資家は、情報網がすごく情報収集能力は機関投資家以上である。だから彼らは「逆張り」できるのである。素人が「逆張り」すると、たいてい負ける。なぜなら、逆張りおすすめにつながる情報も「撒き餌」だからである。「撒き餌」につられた個人投資家がどんな目に遭うか。賢明でない「平一族」でも想像つくだろう。「平一族」のなけなしの資産を、そんなものに投資するのか?私にはあり得ない。TVCMに騙されてはいけない。あれは、金を持つ人(機関)が、金を増やす錬金術を成功させるツールである。素人は、決して手を出してはいけない。パチンコと同じで、数年間トータルすれば、手数料や税金払っても「黒字」になることは、本当に稀なのである。どうしても株をしたいなら、インカムゲイン狙いにすればいい。

 では不動産はどうか。ここ数年は需要も高くなっているので良いかもしれないが、固定資産は、持てば持つ程、管理が大変。それでも良いなら、今(H26年)は良い時期といえる。

 残業もダメ、投資もダメ、不動産もダメという人は、ライフコストを下げるしかないだろう。都心の家を引き払い、郊外の賃貸に引っ越す。郊外のメリットは、とにかく生活費が安くなる。ただ、家族には大きな負担となろう。家族の理解を得るにも、自分たちは「平一族」だということを全員自覚し、15年先までに3000万円貯めるぞと、固い決意を持つことが一番重要だろう。景気回復してきた現在、奥様のパート先も増え、条件も良くなってきているみたいだし、扶養控除もなくなろうとしているので、家長は家族に正直に「出世が見込めないこと」と「平一族」としての生き残り作戦を話すべきだろう。それで理解してもらえない家族なら、キリギリスの話をしてやればいい。そして、このままだと、キリギリスになると言えばよい。家族から馬鹿にされ、非難されるかもしれない。しかし、このことを正直に家族にいうことは、家長としての本当の責任だ。

 さて、それでも先の見通しが立たない場合、もっとほかの手立てを考えるしかない。

(その4につづく)

 

「介護&老後&備えるおカネ」大全2014 (日経BPムック)

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