ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

誕生日新聞

先日、毎日新聞社の懸賞プレゼントで、生まれた日の新聞コピーをいただきました。
小生が生まれた年は、大阪万博が行われており、3日間で200万人の人が訪れたとか。
そんな記事を見ていて、へぇ~っと、ちょっと日本人として恥ずかしい記事を見つけました。

〈余禄〉
▲日本人の海外旅行の”赤ゲット”*1ぶりは、前から世界各地の話題になり、珍談の種はつきなかった。ことしのように海外旅行者百万人というブームになると、笑い話ですまされないようなものが続出、海外各地に照会して実例を調べていた運輸省も、なんとか、日本人旅行者のマナー向上の手はないかと頭を悩ませている。
~中略~
▲その集団(日本人旅行客)が列車のなかで、ブリキカンでインスタントラーメンを作ったり、ズボンのバンドをゆるめ腹巻のなかから札束を出したり
~中略~
恥の輸出”だといわれてもしかたがない。
▲食事の時、スープを音を立てて飲んだり、食卓で大声で談笑したりするのも、日本人の無作法として問題になる。
~中略~
買い物となると、目の色をかえて札びらを切るのだから、やっかみ半分、日本人への非難となってはね返ってくる。
~中略~
▲「旅の恥はかきすて」ということわざは、日本人の字引から永久追放したいものだ。

まるで現代の中国人ですね。日本人は今の中国人旅行者を非難できないのかもしれません。
日本人がエスカレーターを整然と並ぶようになったのは、東京オリンピック大阪万博で作られたルールの影響が大きいという話を聞いたことがあります。
中国人も、今、こういった岐路にあるのでしょうね。
日本の土地を買いあさる中国人を非難する日本人は多いですが、20年前のバブル絶頂期に、アメリカのシンボルを買いあさりアメリカ人の自尊心を傷つけたのは、日本人です。今、因果応報を受けているのかもしれません。
人の振り見て我がふり直せ。
尖閣竹島北方領土。領土問題で感情的になってしまいがちですが、領土問題の根底に潜む原因を、日本人は今一度見つめなおすことで、ひょっとしたら解決の糸口が見つかるかもしれません。今、日本で起こっていることは、70年ほど前の昔、日本がやっていたことなのかもしれませんから。

NHKスペシャル ドキュメント太平洋戦争 BOX [DVD]

NHKスペシャル ドキュメント太平洋戦争 BOX [DVD]

*1:田舎者のこと