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プライバシーはどこまでの範囲か

2012.7.13 19:36 サンスポ(WEB)
ストリートビューのプライバシー侵害認めず
 ネット検索大手グーグルの「ストリートビュー」で、下着などの洗濯物を撮影、公開されプライバシーを侵害されたとして、福岡市の女性がグーグルの日本法人に60万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は13日、請求を退けた一審福岡地裁判決を支持、女性の控訴を棄却した。

 判決理由で木村元昭裁判長は「撮影により私生活の平穏が侵害されたとは言えず、画像公開もプライバシー侵害とは認められない」と述べた。

 女性は強迫性障害と知的障害があり「ベランダに干していた下着などを撮影され、精神的苦痛を受けて障害が悪化した」と主張していた。

 判決は「私的事項が撮影され、画像として残ることで精神的苦痛を受けることもあり得る」と指摘。顔や姿だけでなく私的事項の撮影もプライバシーを侵害する行為となる可能性があると判断した。

 ただ、女性のベランダの画像については「手すりに布のようなものが掛けてあることは分かるが、下着が干してあるとまでは分からない」とした。女性側は上告を検討するとしている。

 判決によると、グーグルは2009年12月から福岡県内でストリートビューの提供を開始。女性は10年3月、当時住んでいた福岡市内のアパートのベランダ画像が、ストリートビューで公開されているのに気付いた。(共同)

法整備が現実世界に追いついていないのか、それとも行き過ぎた保護なのか。
立場によって、この判決への思いは違うだろう。
判決で言われている「私的事項が撮影され、画像として残ることで精神的苦痛を受けることもあり得る」という件。これで、カメラマンの街中での撮影にかなりの制限が加えられることになろう。
日本人は、ここ20年ぐらいで権利主張が強くなり、また従来の社会では全体として許容されてきた事柄にも、個々人の気持ちが優先されるケースが増えてきた。私的事項の範囲は裁判内で事例に応じて決められるだろう。散歩途中で誰かの家の玄関前に飾ってある薔薇の花を撮影したら、それは私的事項の侵害になるかもしれない、そういう可能性は十分あるのではないか。
これを行き過ぎだというのか、当然と言うのか、それは主張する立場によって違うだろう。
個人的には、もう街中での撮影は不可能になったと確信した。なんと窮屈な世界なのだろうかと、嘆かわしい。
もっとも、プロもアマも、撮影マナーが悪すぎるカメラマンが多いから、しかたないのかもしれない。
しかし、こんなに窮屈だと、文化がすたれ人間活動が委縮してしまう。
少し、残念に感じられて仕方がない。

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