ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

年に一度の逢瀬の日

今日は七夕。私の生家がある地域では旧暦の七夕の月にあたる8月に行いますが、普通は今日が七夕の日。
お星様キラキラ・・・という歌にあるように、天の川を見ながらの七夕を期待していたのですが、残念ながら、今日は雨模様。笹の葉に付けた子どもたちの願いは、雲を突き抜けてでも天に届いて欲しいものです。

七夕の思い出。皆さんはどのような思い出がありますか?

小生、実はあまりありません。
子供の頃の七夕って、願い事を祈念する日のような記憶しかありません。
不思議なことに、大人になった今、七夕のロマンスを感じます。

織姫と彦星。年に1度しか逢うことが出来ないなんて、なんと寂しいだろうと子供の頃は思いました。
でも、少ないながらも恋愛をし、家庭を持っている今、年に1度だけ逢うことのできる恋愛は、極上の愛ではないだろうかと思うのです。

若い頃は、ずーっと好きな人と一緒に居たいと、普通は思うでしょう。
しかし、年を重ねてくると、物理的に一緒に居ることより、一緒にいなくても心で繋がっていること、それを信じきれる互いへの愛の素晴らしさに気がついてきます。

七夕のストーリーって、大人向けの恋愛小説だったのかもしれません。

こんなことを思いながら、今年の旧暦の七夕は、空を見上げながら一杯飲むことにしようと思っています。