ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

浜岡の事を、わが身と捉えて考えたら・・

昨晩の管首相による突然の記者会見。
毎日新聞「浜岡原発:全面停止へ 「唐突」「英断」…戸惑う地元」2011年5月6日 21時23分記事
自民党により進められてきた原発行政。まさしく金で口を閉じさせてきた実態が、地元の人達の叫び声から読み取れる。
福島であれだけ苦しい思いをさせられているのに、管首相の判断への反駁に「金(経済)」の論理を突き付けてくる。
たしかに「管ぴゅーたー」なので、昨晩の記者会見は思い付きだったのかもしれない。
しかし、今回にかぎり、彼の判断は国民の多くの感情とシンクロしていると思う。
「金(経済)」を理由にするともっともらしく聞こえる。金(経済)は大切だ。だが、福島を見たらわかる。制御不能になった原発が存在するだけで、半径何十キロの避難民を出し、経済的損害も計り知れなくなる。そして、なにも廃炉までしようというのではないのに、地元市長の、あのコメントはどうなんだろう。まるで、自民党の古参事幹部か原発推進官僚のコメントのように感じる。

原子力行政は、地元に莫大なお金を流すことで成り立っている。
以前にも書いたが、これは沖縄の基地問題と構図が同じである。
金で黙らせる。非民主主義的な手法だ。実力者に金を渡して平民を黙らせるのだ。大岡越前守の時代と何も変わっていない。

私は思う。市民が自分たちの意見で、自分たちの議論で、金に関係なく、自分たちの住む愛する地域の明日について考えるべきだし、それを地方政府に伝え行動させるべき時代なのだから、国が言っていること、管首相が言っていることを感情抜きで冷静に受け止め、議論を深めていってほしい。

地元の将来のために、何が必要なのか。
お金か。
安全か。
それとも・・・

答えは、あなたたちの中にあるだろう。