ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

なぜ、かくも小沢一郎は嫌われるのか

 
小沢一郎はなぜ嫌われるのか」という言葉でググってみたら、2001年に投稿された「教えてGOO」が見つかりました。
教えてGOOの記事
羽田さんと新進党を立ち上げた後に割った袂の事を、すっかり忘れていました。
彼は、竹下派で頭角を現しましたが、もとは田中角栄の影響をすごく受けている訳です。ですから、人心掌握術も、よく言えば王道、悪く言うと覇権者のやり方なんですね。だから、同じ文化の匂いを持つ中国に行ったとき、彼は100名以上の大軍団を率いて行って、先方から感激されたんです。中国に対して、俺は100人ぐらいの政治家をすぐに動かせるんだってアピールしたんです。今風の日本人からすると、伊達振る舞いって感じしかしませんが、とにかく規模の大きいことが好きな中国にとっては、結構インパクトあったみたいです。
 
テレビに良く出ている、ある実業家兼評論家が小沢一郎の事をよく知っていたみたいで、とあるセミナーでこう言っていました。
「彼は、ずーっと総理大臣がしたかったんだ。そう、国を憂う前に総理大臣になりたい人なんだ。だから、彼は自分の家を建てたとき、首相官邸そっくりの形と間取りにしたんだ。」
 
彼の言いっぷりは、批判というより呆れているという感じだった。
しかし、今回の政治倫理審査会への出席要請、断れば離党勧告っていう、なんとも醜い党内争いだが、もとを正せば、そもそも新進党から小沢外しをして民主党を作ったんだから、元の木阿弥ってところでしょう。支持率が下がりっぱなしの菅直人が、ここまで強靭に小沢に圧力をかけるのって、やっぱり小沢が嫌いなんでしょうね。というか、小沢は誰から支持されているのだろうかと思ってしまう。取り巻きを見ていると、何もわからない新人議員か、新進党時代からの金魚の糞ばかり。
 
彼は選挙のプロ、いわゆる集票マシーンとしての能力は極めて高いものを持っているとおもうけど、こうもアチコチで喧嘩・物別れしているのを見ていると、時限爆弾と言われる所以が、たしかにあるのだろうと思う。
 
今回、彼は、政治倫理審査会に出席する。
しかし、それは菅直人への、自分を支持しない民主党員への宣戦布告なのかもしれない。
「私は民主党のためにするべきことをした。では、アナタ達は何ができるのか・・」
絶対、年明け早々、解散総選挙の足音が聞こえてくると思う。
まったく、彼は、沈みそうで沈まない、まさに沈まぬ太陽だ。
山崎豊子さん、ご存命の間に、ぜひ、小沢一郎をモデルにした小説を書いてください。