カレーに納豆かけたら悪いか?

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電子書籍元年☓村上龍〜「変化」に怯えるか? ワクワクするか?〜(2010/12/9放送)

村上氏は、G2010という電子コンテンツを企画・配信する会社を設立したが、今回のカンブリアはその話を絡めた内容となった。
いつもは村上氏が企業家に質問していくところを、小池栄子が村上氏に質問する形となった。
その中で分かったことは・・・
 
電子化で作家と出版社に対立は起こりえない!
書籍の電子化が起これば、まっさきに思いつくのが作家直送のコンテンツ配信である。
今までは出版社が企画し、編集が内容に手を入れ、パッケージ化し、販促も行なってきた。しかし、電子化されると、作家が読者に直接配信できるようになる。これはインターネット上では既に起こっている。有料メールマガジンはその代表である。
そうなると、既得権益者である出版会社と作家の争いが起こるのではないかとの考えが浮かんでくる。
しかし、村上氏はいう。そのような対立構造はありえないと。
 
電子書籍の市場は、ニューフロンティア。
講談社の副社長、野間省伸は断言した。従来の出版業の範囲と電子出版は違う。コンテンツの考え方が電子については無限である。つまり、従来の出版業とは違った市場と捉えるべきで、電子出版が従来の出版の脅威となり、また電子出版はまだ未透明で怪しいから、手出しは暫く様子を見てからにしようと判断するのはナンセンスだと。
続いて村上氏はいう。こんなにワクワクする電子出版に恐怖を感じるなんてありえない。
 
電子出版ならではのコンテンツ
村上龍のデビュー作「限りなく透明に近いブルー」の原稿が配信された。
紙出版でも可能だが、やはり電子コンテンツは、リリースのスピード、費用面から、やり易いのであろう。
アニメの世界でも、世界中に日本のアニメを各国の言葉に直す・・・表現もスラングを使って・・・。
こういった極め細やかな対応ができるのも電子コンテンツならではだろう。
 
今回見つかったプレシャス
かつて、デジタルキオスクなるものがあった。まだインターネットが今ほど普及していなかった時代、ダウンロードに通信料がかからず、外部メモリーに取り込んだ電子コンテンツをシャープのザウルスで読むという社会実験サービス。
当時ザウルスを持っていた小生は、このサービスを利用しようとなんども試みたが、コンテンツを配信している自動販売機がホーム内にしかなく、しかも限られた駅にしかなかった。結局、どこでも簡単にアクセスできる環境でなかったため、その存在すら知らない人が大勢いるまま、デジタルキオスクは姿を消した。
それから10年。i-padに始まる電子コンテンツの増殖現象のおかげで、とうとう電子書籍が一般の人達にも浸透する環境が整った。
ここで分かったことは、デジタルは、人々をユビキタスにつないでいく。その広がりは大きく可能性は無限。そしてデジタルはきっと人々の生活を心豊かなものにしていくだろう。私たちが感じたことのない感動的な世界をつくってくれると信じている。まあ、それを作っていくのは、所詮人間ではあるが。
今の時代、10年前のデジタルキオスクを考えた人々にとっては、感無量な時代になったことだろう。