ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

今週のお題「秋のおいしいもの」

ようやく秋がやってきたようです。
今日は朝から雷が轟き右往左往に雨が降り続けていましたが、夕方になってようやく秋空が顔をのぞかせる状態になりました。
さて今週のお題「秋のおいしいもの」
考えると色々と思いついてしまいます。
猛暑の影響で色は悪いが味が抜群のブドウやナシを始めとする果物類。
不良で大騒ぎになったサンマを始めとする脂ののった魚介類。
そして何といっても新米!
挙げればキリがありません。
そんな中、今朝の散歩の途中、この植物に出会ってある食べ物をモヨオしてしまいました。

ケイトウという植物です。漢字で書くと「鶏頭」
そう、鶏の頭の部分に良く似ています。
真っ赤な色が、なんともリアルにコケコッコーを思い出させたりします。
 
食欲の秋到来今日、最高気温が20度前後しかなかったのもあって、どうも鶏頭を見て鳥鍋をモヨオシテしまいました。
涼から寒へ移りゆく季節とともに、食べ物も湯気が立つのもに心惹かれていきます。
少し肌寒い夕方に、ぬる燗に鳥鍋(豆腐入り)というのは、季節の変わり目を感じながら食する贅沢なディナーとなるに違いありません。
 
というわけで、私が思う「秋のおいしいもの」
ぬる燗に鳥鍋(豆腐入り)です。
 
最後に鶏頭を使った俳句をご紹介して、今回の絞めとします。
鶏冠はもえつく日あり秋の晴
(原 石鼎<大正ホトトギス俳人の一人>)