ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

1年前の水害

今日、携帯電話のメモリースティックにあるデータを整理していると、こんな写真が出てきた。


昨年8月に兵庫県佐用町を襲った水害の記録である。
私はボランティアとして佐用町の復旧作業に携わったが、その際、持っていた携帯電話でその惨状を記録しようと撮影したものだ。この写真は、神戸にあるコミュニティーFMに、市民へのボランティア参加を訴えるメッセージとともに送った。
あれから1年が過ぎた。
あの水害で元仕事の同僚が1人亡くなった。
今年は去年のゲリラ豪雨がうそのように、晴天続きになっている。
水害対策について、行政は住民に頭をさげた。住民の多くも行政だけが責任あるとは思っていない。誰も予測できない気象状況が、地球の気候変動により急激に各地で起こり始めたことが一番の原因だ。便利な生活を求めた結果、その便利な生活を可能にした現代文明は、その思いあがりと無知のため、滅びるかもしれない。最近、つとそのように思う。

亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りするとともに、どうか、世界が平穏になりますようお祈りします。