カレーに納豆かけたら悪いか?

色々な植物の写真とコラムなどを書いています。植物写真は、ある程度の数をアップしたら1カテゴリーにまとめる予定。

巷にはグルメ本があふれかえり、インターネットには、ありとあらゆるグルメ情報が投稿されています。

今や、B級グルメ全国大会が自治体主催で行われる時代。まさに1億総グルメブームと言えるでしょう。
しかし、私は思うのです。本当のグルメってなにかを。
美味しいものを、美味しい酒とともに、最高の仲間と、素敵な会話で、気持ちのいい時間を過ごす。これこそがグルメじゃないのかって。
世界の絶品といわれる食材を求め食すのもグルメ。しかし、日本には古来から素敵なグルメスポットがあったはずだ。
この時代に、私はあえて望みます。そう、赤ちょうちんを!

というわけで、今日、こんな店に行ってきました。

お店の名前は、居酒屋 てっぱん焼き「ふき」。なにせ、見つけにくい店です。
しかし、店の位置はすごく見つけやすいのです、実は。
神戸のJR灘、阪神岩屋駅の近くにある中華料理店といえば、泣く子も黙る「同源」。
そして、母娘で経営するお好み焼きといえば「合弗」。
この店の間にある路地を入れば、「ふき」にたどり着きます。

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店内は、1階がカウンターのみで10名程度。2階はテーブル席で20名程度が入れる。家庭的な大きさの店だ。
店内に入って、まず目に入ったのが「今日のお勧めメニュー」。中生ビールと串カツが3本、そして付き出しで750円。内容、価格ともに期待できるメニューが目に入ったので、これを注文。すると、目の前でカツが揚がり始める。
ママさんの口調は軽快で、そしてアシスタントのおねーさん?も、店のお酒を盗み飲みながら(ママさん公認)、色々と話をしてくれた。

「店の歴史は20年以上。でも私たちは2代目で、まえの店主から譲り受けたのが、2年前の6月で・・・」
し、知らなかった。この店の近くを2年間も素通りしていたのだ。
串カツを口に運び、そのうまみとともにビールをぐっと流し込みながら、「ごめん、知りませんでした」と苦笑いをした私の口の中は、ビールのほろ苦さが程良く残っていた。
とても気持ちのいい店だ。そして旨い。

店に出されるのは、主に串カツと焼き鳥。もちろんご飯ものもそろっている。
しかし、すごいのは日本酒の数。ママさんのご主人が趣味で色々と酒を探してくるらしく、関西の居酒屋では初めて、秋田の銘酒「新政」を発見した。「新政」は一升瓶でボトルキープしないといけないので勇気がいるが、給料日に思い切ってキープしようかなと、本気で思ってしまった。
軽快に飲み、食べ、喋り、笑い、そんなひと時は、あっという間に2時間になってしまった。あまり長いしては・・・とママさんにいうと、アシスタントのおねーさんが「気にせんといて。テレビ、好きなのかけてええよ」とリモコンを渡してくる始末。

ん〜、どうしようかな〜、と悩んでいると、常連らしきお客が1人で入ってきた。そうなのだ。この店は、1人で疲れを癒し、胃袋を満たすサラリーマンも多くやってくる。これ以上邪魔するのは・・・と後ろ髪引かれながら店を後にした。
久しぶりに、一日の疲れが肩から落ちるような、リラックスできる店に出会った。
本当なら、誰にも教えたくないのだが、アシスタントのおねーさんが「どんどん宣伝してな〜、両隣ばっかり有名になってもて〜」と言ったのが、こころにグサリと突き刺さった。
というわけで、この店のプロファイルは以下のとおり

店名 居酒屋 てっぱん焼き ふき
住所 神戸市灘区岩屋北町4丁目8−8
電話 080−6152−2929
営業 日曜・祝日を除き、午後5時から
  (アシスタントのおねーさんは、「電話してくれたら、ママさんがいつでも店開けるで」と他人事のように言っていました)
備考 宴会は20名様までで承り、予算に応じて相談に乗ってくれます。