ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

神戸臨港線は、現在、市民の健康歩道として生まれ変わった。
その工事が完了したのは、2009年12月。つい最近のことだった。
生まれ変わった臨港線は、東がJR灘駅阪神岩屋駅の中間付近から、終点が阪神春日野道駅付近までとなる。

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かつて電車が通っていた道を、今は老若男女がそれぞれの目的のために歩いている。
あるものは健康のため、
 あるものは通勤、通学のため、
  そしてあるものは安らぎのために・・・。

道のところどころには、「遺跡」が残っている。写真に写っているのは、かつては高圧線鉄塔だった柱を利用した街灯。私の個人的な意見でいえば、このようなオシャレな電灯より、裸電球がぶら下がっているような、ノスタルジックなものの方がこの場にはよかったような気がする。
歩いている途中、このようなものも。

ここが、臨海線だったことを証明する証人だ。退避禁止箇所と書いてあるところをみると、この場所に電車が走っていた時代には、私のような者が立ち入ることができないエリアだったことになる。当時の人は、まさか自分の孫の時代にこの場所が遊歩道になるなんて、夢にも思わなかったことだろう。
そして、道の終点が近づいてきたとき、さらなる遺跡を見ることになった。

次回に続く。