ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

ラジヲの時間です

秋の夜の中間考査の前日に 投稿ハガキに筆をはしらす今の学生はなにを情報源としているのだろうか。おそらく大抵の人は携帯電話やパソコンから入手できるインターネットをそれにしているのだろう。今から遡ること20年前。パソコンが一般の人たちにとって高級なワープロかゲーム機程度にしか認知されていなかった頃、家庭にテレビは1台だけあるというのがスタンダードで、2台、3台あるのは、ちょっと豪華なご家庭という時代だった。こうした中、一人ひとりが情報源として独占できた機械がラジオだった。しかもこの頃のラジオはコンテンツはパーソナリティ(おしゃべりする人のこと)の野心的で夢幻的な内容がおおく面白かった。学生にとって一番知りたい情報は、なんといっても大人向けの情報であるが、この当時はイワユル「ビニ本」か深夜ラジオがその源となっていた。この大人向け情報で面白いコーナーを持っていたのが、大阪の毎日放送ラジオが提供していた「ヤングタウン」の金曜日、いわゆる「ヤンキン」とよばれた番組だった。
Wikihttp://ja.wikipedia.org/wiki/MBS%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3パーソナリティーに谷村新司ばんばひろふみ岩崎良美を据え、22時から深夜0時30分まで生放送。この中の「女性立ち入り禁止コーナー」というのが、とても面白かった。色々一人で楽しむ×××ーのやり方(はっきりいって、都市伝説レベル)やアイドルがするう○こを、自ら作ってみようというバカげた内容など(これは、雑誌に書かれたアイドルの1日の食事メニューを下に、1週間男子がその食事を自ら体験し、そしてその結果排泄されるう○こを観察することで、アイドルのそれを創造しようという野心的な試みであった・・・)。今の学生たちは、インターネットで何でも情報や画像、動画がとれてしまうので、こういった妄想を超えた挑戦をしようという野心は全く生じないかもしれない。しかーし、こういったアホな事を取り組んできた世代がイチロー世代なのである(ホリエモン世代でもあるけど)。ラジヲを楽しむことは、右脳を活性化する。きっと、ラジヲで育った人たちは世の中を覚醒するような発想をするのに違いない。是非諸君達にもラジヲをお勧めしたい。ラジヲ万歳!