ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

お盆とオリンピック

 夏休みも後2週間ほどで終わりです。子供たちは、どんな夏休みを過ごしましたか?宿題、終わった?塾では頑張っている?大人たちは、十分骨休めができましたか?
 さて、今日からUターンラッシュが始まるようですが、皆さんは田舎へ帰られましたか?私も東京に住んでいたとき、時期はずらしていましたが、田舎には必ず帰っていました。
 「故郷は遠くにありて思うもの」東京にいたときは、本当にそのとおりでした。
 今年、田舎に帰って気がついたことがありました。お店が皆お盆休みだったんです。ガソリンスタンドまで閉まっていました。営業しているのはJAと役場ぐらいでした。そういえば、昔、お盆休みはどこもお店がしまっていました。この時期に仕事をしているといえば、役場の人か郵便局、お坊さん、警察官ぐらいでした。それが今や、年がら年中店があいて、どなたもお商売に精を出しておられます。
 江戸時代では、お盆になると丁稚たちが故郷へ帰っていました。アニメ一休さんに出てくる桔梗屋ですら、丁稚を田舎に返していました。お盆は先祖も含めて一族が集まり互いの無事を確認する、成長著しい次代の後継者の成長ぶりをたたえる時期でした。しかし時代が変わり、お盆は皆が勝って気ままに休む日になり、商売している方にとっては、金稼ぎの期間になってしまいました。

 今年はオリンピックがあるので、少しは家族団欒の機会が増えているかもしれませんね。星野ジャパンは絶不調ですが、これから「気合だぁー」の一家も登場します。今年ぐらいは、オリンピックで家族団欒といきませんか?