ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

ちょっと変

現在、全国の都道府県の新年度予算が発表されているが、関西を代表する大阪、兵庫なども、先日、記者発表された。
大阪では、橋下知事が、ワッハ上方等の視察を行った後、これら公有施設の民間移譲を含めた改革が必要との見解を示したほか、府下市町への交付金を制限するための暫定予算を発表するなど、独自色を出した予算編成を行っている。
兵庫も負けていない。全国トップレベルとの評価も受けている職員給与のカットをはじめ、福祉行政の見直しなどにも切り込んでいる。
しかし、ちょっと変だなと感じることがある。
このホームページを見てほしい。

http://hpac-orc.jp/news/post_4.php

兵庫県が有する交響楽団が、県議会の開会前にコンサートを行っている。
文化行政は大切だと思うが、普通考えたら、財政難の時に、一番先に手をつける部分だと思われる交響楽団を、わざわざ県議会開会前に、しかも議場でコンサートをするなんて、ちょっと理解に苦しむ。財政難でも文化は大切にしますというのか?兵庫県政の特色だと言えばそれまでだが、県民も、県民を代表する議員も、職員も、まして知事も、不思議には思わないのだろうか?

文化行政が悪いとは思わないし、議会前にコンサートをするのは、文化行政から見れば意義があると思う。しかし、目の前の山積みになった借金を目の前に、交響楽団の演奏とは・・・・。
嫌みで言えば、次回のコンサートには、是非、曲目に「Let It Be」か「ケセラセラ」を入れて欲しいと思う。