ともほ じゃーなる

まいにち の ものがたり

台湾高速鉄道の旅3

tomhoo2007-07-10

渡し舟で旗津へ着いた私は、目的地の海水浴場へ向かいました。
台湾にきて海水浴場だって?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、グアムより少しだけ北に位置する高雄ですから、もう南国気分満点なんですよ、この海岸は。本当は、墾丁までいきたかったのですが、高雄からバスで2時間もかかるので、今回はあきらめたのでした。
サンセットまでには早すぎる時間だったのですが、恋人たち、家族ずれ、それとサーフィンを楽しむ方々がたくさんいました。海岸は、数キロさきまで、まっすぐ伸びているようでした。グーグルのアースマップをみてもそれがよくわかりますが、やはり目の前でみると、壮観でした。来てよかった、本当にそう思いました。
海岸から出てすぐ屋台通りがありますので、朝からくれば、おなかが空けば振り向いて屋台に出向き、水槽で泳いでいる魚や蟹、海老をその場で調理してもらい、腹を満たせば、また海岸へ....最高の場所になるでしょう。私は時間がなかったので、30分ほど、潮風に吹かれただけでした。少し残念でしたね。

さあ、帰ろう!と6時前に高雄駅に戻り、高鉄の始発駅である左営に向かう普通列車の中からみる高雄の夜景は、心の休日の終わりを告げているようで、少し寂しく感じられました。

左営に着き、高鉄の出発まで少し時間があったので、夜空を見に外へ出たところ、明星と北斗七星が、夜空で美しさを競っていました。こんなに綺麗な夜空を見たのは何十年ぶりだろう、そう思いつつ、高雄での思い出をポケットにしまった私は、台北行の高鉄に乗り込み、まぶたを閉じたのでした。

台湾高速鉄道の旅 おわり